工事担任者とは?

工事担任者とは、総務省が認定する国家資格です。
正式名称を「電気通信設備工事担任者」といい、公衆回線やCATVの通信回線に接続する端末設備の接続・配線工事を行い、
あるいは監督するために必要な資格です。

どんな資格か

工事担任者資格を持っていることで、電気通信回線の工事を行うことができます。
工事担任者資格はAI第1~第3種、DD第1~第3種、AI・DD総合種という7種類の種別に分かれており、それぞれ担当できる工事の範囲が異なります。

DD3種は、DD種の中でも一番簡単な種別で、これを取得することで、
「最高速度が1ギガまでのインターネット回線」の工事ができるようになります。
最高速度が1ギガというのは、光ファイバー回線とだいたい同じくらいなので、家庭用や一般のオフィス向けの工事なら、だいたいできるようになるのです!

役に立つのか?

工事担任者について調べると、「なくても仕事はできる」「取るだけ無駄」などという意見が出てきますが、だまされてはいけません!
確かに、工事を行っている人の中に、工事担任者資格を持っている人が最低一人いれば、他の人が工事担任者資格を持っていなくても、罰則を受けることはありません。

ですが、よく考えてみてください。あなたが工事担任者資格を持っていないということは、あなたが仕事をするためには、常に資格を持っている他の人の後をついていかなければいけないということです。

アルバイト程度にしか考えていない人ならそれでもいいでしょう。ですが、これを仕事にする人は、考える必要があります。
一生、使われるだけの現場作業員でいいのですか?

工事担任者資格を持っていれば、現場を監督することができます。
経験を重ねて、部下をまとめるような立場になれば、部下を従えて工事を任されることもあるでしょう。
無資格者にはできないことです(部下が工事担任者資格を持っているからといって、部下の責任にはできませんからね)。

また、工事担任者資格を持っていれば、当然無資格者よりも有利であるといえます。
雇う側の立場であれば、同じ程度の能力・技術であれば、資格を持っている人を採用するのは当然のことです。

以上をまとめると、基本情報技術者のメリットはこうなります。

  • ネットワーク工事をするために必要な資格である!
  • やがては部下をまとめ、工事を任されるようになるかもしれない!
  • 同じ能力の者よりも採用で有利になる!

工事担任者資格を取得するということは、「通信回線工事のプロフェッショナルになる」ということです。
どんなに技術が優れていても、無資格者はプロではありません。
「工事担任者なんか取っても無駄」などとは言わせません。
プロだというなら、「工事担任者なんか」取っていて当たり前です。

プロフェッショナルとしての自覚を持つためにも、工事担任者資格は絶対に必要です!

必要な知識

工事担任者試験に必要な知識は、電気回路や伝送理論などの基礎知識、接続や工事の技術理論、電気通信の法律知識です。
当然、上位種別ほど難しくなりますが、下位種別であるDD3種では、それらの中でも初歩的な問題が出題されます。
独学で十分に合格できる範囲のレベルですので、しっかりと基本を勉強すれば、取得は容易になります。

そのためにも、工事担任者 DD3種対策アプリでしっかりと勉強しましょう!
工事担任者DD3種試験対策アプリについての詳しい説明はこちら

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